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自転車と歩行者が接触事故を起こした際の過失割合

自転車事故

信号機と過失割合との関係

自転車と歩行者が道路上で接触事故を起こした場合、過失割合は状況によって異なります。

例えば、信号機の設置されている交差点で青信号を横断中の人に、赤信号を無視して進入した自転車が接触した場合は、当然ながら100%軽車両側の過失となります。また、青信号で横断を開始し途中で赤信号に変わった場合は、本来は引き返す必要が有るため双方に過失が発生しますが、過失割合が変化することはありません。これは、交通事故における弱者救済措置の原則により、横断中の歩行者は保護されるべきというルールがあるためです。

互いに青信号で軽車両が右左折時に横断歩道上で衝突した場合は、軽車両側に横断歩道直前での一時停止義務があるため、やはり過失割合に変化はありません。

問題となるのは、赤信号を無視して横断歩道を通行していたケースです。仮に信号を無視して横断中の人と、青信号になってから自転車が交差点内に進入し、右左折時に横断歩道上で接触した場合は、信号を無視した人にも過失があるため、軽車両側の過失は40%と軽減されます。0%とならないのは、交差点に進入し右左折する際には、事故が起きないよう安全なスピードで通行する義務があるためです。

信号機が設置されていない横断歩道上での事故の場合は、自転車側の過失割合が100%となります。これは、信号機の無い横断歩道を歩行者が渡っているか、もしくは渡ろうとしている時は、車両や軽車両は停止線かもしくは横断歩道の直前で一時停止する義務があるためです。この場合、直進や右左折等は関係ありません。

過失割合の修正要素

特殊なケースとして、道路工事などにより歩道が塞がされている道路で、一時的に車道を歩行中に自転車と接触するケースがあります。一般的には、人は歩道を歩行する義務がありますが、歩道を通れない場合は安全確認をしたうえで車道を通行することができます。一方、車両や軽車両は常に安全に注意して道路を走行する義務があるため、この場合の軽車両側の過失は90%となります。また、歩行者が進入禁止となっている車道上で軽車両と接触した場合は、軽車両側の過失は75%となります。

これらの過失割合は一般的なもので、事故の場所や当事者の年齢によっては若干の補正が入ります。

例えば幹線道路上での事故の場合は、軽車両側の過失が5%低減されることがあります。逆に住宅街や商店街など人通りが多い場所での事故や、歩行者が児童や高齢者に該当する場合には、軽車両側の過失が最大10%重くなり、相手が幼児や身体障害者の場合は最大20%重くなります。

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